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【催眠療法で改善】
まず、催眠療法の基本といえば、年齢退行と呼ばれる手法です。
文字通り、年齢を退行、記憶の中の時間をイメージの中で戻っていきます。
人間の記憶というものは、かなりアナログ的なもので、
その時のイメージに出てきた映像などが実際の記憶とは、少し違う場合があります。
または、色々な時間のその時の感情の場面が、断片となってバラバラに出てくることもあり、
何がなんだか理解できず動揺してしまう場合もあります。
【催眠療法でのイメージ】
ここで、知っておいて頂きたいことは、もしも事実と異なったイメージを感じたとしても、あくまでも術師の指示や暗示などでそのイメージを見させられているのではなく、自分自身の記憶の断片から、その時に必要な感情や場面の映像を、自分で引き出しているに過ぎないと言うことです。
ですから、例え実際の記憶と違う映像だとしても、その時の悲しい気分や苦しい気分、忘れていた、若しくは隠し持っていた自分自身の、その時の感情を知ることが大事なのです。
【催眠療法での感情解放】
そしてその感情を再体験や理解をして、自分を許し感情の解放、または記憶の書き換えや整理などを行ってゆくことで、過去の拘りから自然に解放されて、それがお悩みごとを解決することに直結していくのです。
そこで、もう少し解りやすいように、ここからは実際にあった症例の一つをご紹介させていただきたいと思います。
当然、ご本人様の了解を得ています。ご協力誠にありがとうございました。
【催眠療法での症例】
[仮名] Mさん
[年齢] 48歳
[性別] 男性
[家族] 既婚(扶養家族3人)
[職業] 商社勤務
[症状] 48年間なにも問題なく普通に生活をしてきたが、たまたま会社の鉄階段でつまづき転んで膝に怪我を負い、その日以来から少しの段差を見たりするだけで、震えたり吐き気があったりと、パニック症状を引き起こしてしまいました。このような調子で段差に恐怖感を覚え、社会生活が送れなくなり、会社を3ヶ月休業し療養していたが、治る様子もなく紹介でこちらに訪ねて来られました。
[希望] その時、転んだときの時間や記憶を、催眠術か何かで消したい。
このようなお悩みで、自分自身では段差があると動くことすら出来ず、
当日は奥さんに連れられてお越し頂きました。
その時は、階段を上ることが出来ないため、私が持ち上げてルームまで運び
セッションを開始しました。
ルームに入ったMさんは、ルーム内の絨毯の段差のような膨らみを見るだけで、
生汗をかきパニックを起こしている様子が伺えました。
Mさんは、カウンセリングを開始するや否や、
「転んだ時間を忘れさせて欲しい。今までこんな事はなかったんだ。
生活をしていかなければいけないんだ」と、大変切羽詰った様子でして、
私がカウンセリングをしたり、このホームページにある内容のような、
催眠についての説明をしても、「記憶を消したいの一点張り」でした。
そこで、私は「そうしましょう」とMさんの意見を受け入れ、
そして「その記憶を消すために、まずは退行催眠をしてみます。
そこで根本原因が会社の階段であれば、それで問題ないことですし、
もしも違う時代や時間だとしても、原因さえ特定できれば解放できます。
そして、お望みの通り催眠暗示で、記憶の消去もさせていただきます」と答え、
納得してもらいセッションに入りました。
Mさんは、男性には珍しい、暗示性の高い人で、退行催眠を施術して、
すぐにMさんの記憶にはあまり覚えていない、今生での3歳の頃に意識を遡る
ことができました。(きっと、Mさんの治ろうと思う強い意志がそうさせたのかも知れませんが・・・・)
ここからは、セッション中のやり取りを少し書かせて頂きますね。。
【催眠療法の誘導の一例】
私 「地球のある地点、ある年代へと戻ります・・・3、2、1、Mさんが、なぜ段に恐怖を感じてしまうのか?が解る根本原因の場面です。感じて下さい。0」
私 「そこは、どんな感じのするところですか・・・・・」
Mさん 「家のまわりで遊んでいます。今は土いじりをしています。とても楽しい気分です」
私 「今、何歳くらい?周りにだれかいますか?」
Mさん 「誰もいません。・・・・少し遠くに近所のおばさん?が居るような・・・今は、たぶん3歳くらいです」
<ここは、少し長くなるので、省略>
私 「今は、どんな感じの場面ですか・・・・・」
Mさん 「今は、近くの神社の階段で、ダンゴ虫で遊んでいます。とても楽しい気分です。・・・・わぁ〜大きなトンボだぁ!!・・・・痛いよぉ〜・・・お母ちゃ〜ん。。。」
私 「どうしましたか?今、何が起こりましたか?」
Mさん 「トンボを捕まえようとして、足を滑らせてしまって、転びました。血が沢山出ています。今、凄く足が痛いです。」
私 「では、その感覚を良く感じて下さい。そして、今現在の大人のMさんの感覚で幼い頃のMさんを感じてください。。。。」
<省略>
以上のように年齢退行のセッションにより、根本原因を究明、感情の解放を行い覚醒をしました。
Mさんは、ご両親のご都合で、6歳くらいまで引越しが続いていたらしく、友達もできず
いつも一人ぼっちで過ごしていたみたいでした。
Mさんは、ハッキリと覚えていなかったみたいですが・・・・。。
このパニック症を引き起こしていた原因は、3歳の頃はよく独りで、
家の近くの神社の階段で遊んでいたらしく、転んで怪我をして、特に小さな頃だから、
沢山の血が出たのを見て、激痛を感じて、死ぬと思い込み、
独りでパニックを起こしていたという忘れ去られた記憶でした。
実際には、 その頃の恐怖感を本人が忘れていても、解放されなかった幼少期の恐怖感はずっと潜在意識に残っていました。
ここが前頁でご説明した、トラウマ的、ウィルスプログラムのようなものだったのです。
50歳を間近に控えた歳になって、たまたま同じ部分を怪我をしてしまい、それがウィルスプログラムにアクセスした状態になり、症状として出てきたというものでした。
催眠療法で大人の自分から当時の自分を感じることにより、
「たったこれくらいの事で、自分は今苦しんでいるのか。。」と
原因を知り、理解、統合をすることに至りました。
そして、催眠から覚醒をしたMさんは、来たときとは全く違う穏やかな表情になっていました。
そして、帰りは普通に自分の足で階段を降り、照れた感じを見せつつ、朗らかに、
そして不思議そうに帰って行かれました。
私も今でも、どのクライアントさんが改善されても、不思議ですが。。。。
あのクライアントさんの穏やかな表情、、催眠療法をやってて良かったと思う瞬間です。
これが、催眠療法です。
治せない、治りにくい症状の緩和、改善。
私が凄いのではなく、催眠療法が素晴らしい療法なだけです。
代替療法・代替医療と呼ぶに相応しい、臨床を重ねる度にそう思います。
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