では、"リラックスした状態"、その催眠状態でどのようなことが体験できるのか?ということになりますね。

この状態で催眠を受ける側( クライアント) が、イメージを自分の"感じられる範囲内で感じる"ことが、簡単にいうと催眠療法だと思ってください。
もっと言い方を変えると、幼い頃にやったイメージ遊びや、夢を意識的に感じている感覚、最初はそれくらいで考えていただいて丁度良いと思います。

そして、その催眠状態を感じるには、視覚タイプ・聴覚タイプ・感覚タイプ、人それぞれ大きく分けて3つの得意なタイプに分類されます。

視覚タイプ、催眠の感覚やイメージを、目で見たような感覚で捉えられる方、日常の夢で例えるならば、夢を映像的に見るというようなもの。
聴覚タイプ、催眠の感覚やイメージを、耳で聞いているような感覚で捉えられる方、日常の夢で例えるならば、夢の中で実際に誰かに話しかけられたような夢や、爆発音・・・などなど、音が聞こえているというようなもの。
感覚タイプ、催眠の感覚やイメージを、肌で感じているような感覚で捉えられる方、日常の夢で例えるならば、階段を下りる夢を見てカクッっとなる時や、空を飛んだような夢を見ているとき、フワッとした感じがしたなどなど・・・、体で夢を感じられているというようなもの。

この3つのタイプのうちで、自分に合った感覚で感じて行きます。

通常、イメージをするというと、"目で見る"という視覚的な感じが強く思われることでしょうが、例えば、聴覚的な感覚が強い方が、視覚的にイメージを感じようとすると、当然 "見えない"ばかりか、意識的に見ようとして"見えない"というストレスで、焦りを感じてしまい、催眠から解けてしまったり、本来の自分が持っている、聴覚的な感覚さえも感じられることが出来なくなります。

希望を胸に秘め、せっかく高い費用と、時間を使ってセッションに望んだのに、全く効果が現れないし、何も感じない・・・・
終わった後は、自分が催眠に入れなかったのか?術師が下手だったのか?催眠は存在しないのか?騙されたのか?ボッたくられたのか?と、これでは納得が行きませんよね。
酷い人では、自分の間違った感じ方が理解できず、療法士に不満を抱き、また他の療法士をまるでハシゴ酒でもするかのように探し、訪ね、そして不運にも、本当に騙しのようなセラピストや、セクハラ紛いのセラピスト、宗教関係などにも行ってしまい、思わぬ被害を受けてしまったという相談をいくつも受けています。

何でもそうですが、物事には順序というものがあります。
最初は、焦らずにあくまでも"その時その場で、自分の感じられる範囲内で感じる"、これに尽きるのです。
催眠の真実
TOP>

無料ホームページ掲示板